店長ぼやきます!記00087 2月28日「達磨落とし」
2025年02月28日
ぼやき店長です!
さて、冒頭の「達磨落とし」ですが、
達磨落としと聞いて、今の若い方は射的で、ミニ達磨を落とすのではないか、と思われると思いますが
達磨落としというのは、その昔、コンピュータゲームがない頃のおもちゃです
知らない方の為に説明しますが、輪切りにされた、円柱状の達磨を一番下から、
ハンマーで倒さずに一ずつ飛ばすゲームです
今となっては、このおもちゃの何が面白いのかわかりませんが、
当時は、幅を利かせていた、おもちゃだったと思います
この達磨落としが、最近の建築工事に浸透してきました
何だと思いますか?
これは、高い建物を解体する時に使われる工法なのです
戸建て住宅の場合、解体する時は、高くても三階建てなので上から壊していきます
屋根から始まり、二階を壊し、一階を壊し、最後に基礎を壊す手順です
ですが、高層の建物、簡単に言えばマンションの事ですが、
屋上から壊すという方法もありますが、場合によっては、下から壊す方が、
コストが安く済む場合があるのです
理論上、わかってはいたのですが、下から壊す技術が確立されていませんでした
ここ何年かですが、それこそ、達磨落としのご術を利用し、
一階を簡単に言えば、横抜き
二階が下に落ちていき、
一階となり、
また、その一階となった部分を達磨落としのように横に抜き、という手順を繰り返し、壊していく方法です
この工法のメリットは、粉塵が発生しない、高所作業のリスクが軽減される等、メリットがとても多いです
一般住宅で達磨落としをしてみたいものですね
その時は、大型ダンプくらいのハンマーが必要ですね
!(^^)!
店長ぼやきます!記00086 2月27日「私の彼は左利き」
2025年02月27日
ぼやき店長です!
さて、冒頭の「私の彼は左利き」ですが
今回も昭和チックな出だしですが、「私の彼は左利き」と聞いて
ピンとくる方は、すくなくともアラフィフです
興味がないかもしれませんが、その昔、麻丘めぐみという歌手の流行歌です
当時、大ヒットしていました
左利きの方は、約10%と言われています
つまり、10人に一人しかいません
ですので、この歌も、左利きがマッチしたのだと思います
余談ですが、確かに「私の彼は右きき」という歌詞は、間が抜けていますよね
日本の住宅は、はっきり言って、右利き仕様になっています
思い起こしてください
例えばトイレです、リモコンはどっちについていますか?
排水レバーはどっちについていますか?
洗面化粧台の水栓はどっちについていますか?
ほとんど、右利き仕様になっています
左利きとして生まれた時、最近は、字も箸も右で使えるように育てるようですが
やはり、使いやすいのは左手ですよね
“調理器具”と”はさみ”などは、左利き専用の商品が出てきました
マイナーな部分では、左利き商品があってもメジャーな部分では採算が合わないのか、
左利き商品は存在しません
リフォーム工事中も施主様が左利きであることに気付き、
レイアウト配置等を左利き仕様に助言することがありますが、
使い慣れているのか、そのような要望は特にありません
もし、左利き専用の住設危機が存在すれば、売れるのではないかと思いましたが、
よく考えれば、家族全員が左利きでなければ、意味がありませんよね
いまだに家族全員が左ききに出会ったことがありません
だからでしょうか?これからも住設設備は右利き仕様であると思います
左利きの方は諦めてくださいね
!(^^)!
店長ぼやきます!記00085 2月25日「縦?横?」
2025年02月25日
ぼやき店長です!
さて、冒頭の「縦?横?」ですが
住宅リフォームで縦、横どちらがいいですか?と聞かれるリフォームは何だと思いますか?
ほとんどの商品は、置き方がきまっていて、横にすることは出来ませんし、
同じく、縦にすることもできません
が、あるリフォームだけは縦か横か選べるのです
もったいぶらずに、正解を伝えますが、それは、屋根の葺き方です
屋根というのは、横に並べるか、縦に並べるか選ぶことができるのです
皆様の住宅は屋根は横に並んでいますか?
それとも縦に並んでいますか?
その前に、横に並ぶとはどういうことか?と思われる方がいると思われますが
横に並べる屋根というのは代表的なものは
「陶器瓦」、
「薄型スレート」、
今は絶滅しましたが「茅葺」、これが相当します
これらの屋根の特徴は屋根の一番下から、横に並べ切った後、
又、そこに横に並べ、最後に峰迄到着します
これに対して、縦の屋根というのは、左右両端どちらでもいいのですが、
上下に屋根を並べ、右または左に順々に屋根を置いていく工法です
代表的なのは住宅でいうと、トタン屋根です
お店と工場だと折板屋根です
その昔、茅葺屋根から、近代の屋根に変わった時、
誤解を恐れずに申し上げれば、予算が組めない場合、縦葺きのトタンを採用しました
反対に、予算が組める場合は横葺きの陶器瓦等を採用しました
しばらく、横葺きの屋根が幅をきかせていましたが、最近では、縦葺きの屋根が流行しています
私などの昭和世代は、縦葺きには独特の想いがありますが
今の若い方は、まっさらなので、純粋に縦葺き屋根を”かっこいい”とおっしゃられます
もし、身近で新築中の現場がありましたら、屋根を見てみてください
縦に縞が入っています、10軒みれば、半分は縦じゃないでしょうか?
時代は繰り返すのですね
!(^^)!
店長ぼやきます!記00084 2月24日「ハイブリット職人」
2025年02月24日
ぼやき店長です!
さて、冒頭の「ハイブリット職人」ですが
最近、ハイブリットという言葉を、あちらこちらで見かけます
住宅リフォームでハイブリットと言えば、真っ先に脳裏に浮かぶのが、
給湯器で、ガスと電気を併用するハイブリット給湯です
いつの頃からか、施工にもハイブリットというカテゴリーが出現しました
どういう意味か全く分からないと思います
ハイブリットを説明する前に、建築職人の歴史を簡単に説明させて頂くと
木を扱うのが、大工さん
水を扱うのが、水道屋さん
ガスを扱うのが、ガス屋さん
内装を扱うのが内装屋さんと細分化されていました
ですので、大工さんが水道工事を施工することはありませんでした
いつの頃からか、職人不足も後押ししてなのか、はたまた、建築工事の難易度が下がった為なのか
お互いに、相いれる事が、おきまじめました
昔ほど、専門性が高くなくなり、相いれる事が可能になったようです
大工さんが、水道工事をかじったり、設備屋さんが大工仕事を施工したり、
さらに、大工さんでありながら、設備工事も施工する方が増えてきました
施工のハイブリット化です
この現象は、時代の後押しもあり、普及してきました
時折、お客様から大工工事中に「水道屋さんはいつ来るのですか?」と聞かれた時、
「今、大工工事をしている職人さんが、続けて水道工事をやります」というと
驚かれる方がいますが、今はそういう時代になりました
工期短縮にもなり、メリットはかなり多いです
ことわざで「餅は餅屋」ということわざがありますが、
現代風に直せば、”もち”も”おはぎ”も餅屋ということでしょうか
建築現場もますます進化するのでしょうね
!(^^)!
店長ぼやきます!記00083 2月23日「どっちが危険?」
2025年02月23日
ほやき店長です!
さて、冒頭の「どっちが危険?」ですが
皆様が住んでいる、住居は暑すぎるのと、寒すぎるのは、人間にとってどっちが危険だと思いますか?
今の住宅は高断熱(超機密)にて一年中快適な温度設定ができますが、
ちょっと前までは、といっても50年くらい前でしょうか
断熱という概念がない時は、夏はめちゃめちゃ熱く、冬はめちゃくちゃ寒い、そんな時代が長く続いていました
今の若い方は「しもやけ」という言葉を知らないと思います
50年前の子供は、「しもやけ」という病気ではないのですが、そういう病気の様なものがありました
これは、真冬に寒すぎる為、体内の血行が悪くなり、簡単に言うと指が太り、かゆみがでる症状です
今はほとんど死語になってしまいました
このころは、真夏と言っても、最高気温が30度を超えることは、ほぼありませんでした
つまり、四季を通して、今よりも気温が低かったのです
50年後の今日は、真冬にしもやけになることはありませんが、
真夏は35℃を超えることも多くなりました
つまり、全体を通して、暑くなっています
住宅に住んでいて、寒すぎて死ぬという事は、ほぼありません
凍死で死ぬ方は、たまにありますが、これは屋外での出来事です
翻って、巷のニュースで屋内に居ながら、熱中症で亡くなる方を散見します
ま、これは冷房を入れなかったことが原因であるそうですが、ということは、
冷暖房装置がなければ、暑すぎる事の方が、危険という事になりますよね
文明がおきる前は冷暖房がなかったのですから、生き物というのは寒さに強く、暑さに弱いという事になります
冷暖房に頼りすぎるのも人間にとっては良くないのかもしれません
多少隙間風が吹く方が、人間にとっては優しいのかもしれませんね
リフォームもあまり、高断熱、高気密にこだわらない方がいいかもしれませんね
!(^^)!