店長ぼやきます!記000140 5月1日「ももくり3年」

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 関東ホーム

ぼやき店長です!

さて、冒頭の「ももくり3年」ですが、

ことわざで「桃栗三年柿八年」という言葉があります

これは、「一人前になるまで辛抱しなさい」という教えを説いた、ことわざだと思います

まあ、ざっくりですが、桃も栗も実がつくまで3~4年かかります

柿は更に長く、7~8年はかかります

 

ところで、住宅建設職人は、この修行期間は何年ぐらいだと思いますか?

昭和のその昔、いわゆる大工さんが棟梁と呼ばれていた時代がありました

このころの棟梁は現場を仕切る、大ボスであり、近所の方はこの棟梁に家の新築を頼んだものです

大工さんのイラスト「棟梁」

当然、大ボスになる棟梁になるには、長い長い修行年月が必要でした

専門用語ですが、「墨付け」という言葉があります

これは、家を上棟した時に凸凹をつける事を言います

簡単に述べましたが、家の構造をくまなく知らないと、出来る仕事ではありません

簡単に言えば、墨付けが出来れば、棟梁になれるという事です

この墨付けが出来るようになるまでに、長い長い下積みを先輩に揉まれながら、昔の職人は一人前になっていきました

おそらく、15年、20年はかかるはずです

 

翻って、令和の現代、職人さんの修行年数は、どれくらいだと思いますか?

職種により、ばらつきがあるのは仕方ない事ですが、比較しやすい、大工さんでいいますと、

今の大工さんの修行は、長くても桃と栗と一緒で3年です、早ければ、1年です

 

そんなに早く技術を習得できるのかと、疑問に思う方がいらっしゃると思いますが

時代の変化により、機械化、オートメーション化、デジタル化が後押しし、

昔人間が担っていた修行をコンピュータのクリック一つで、できるようになりました

良くも悪くも、修行年数の短縮化が進んでいます

40過ぎですと体力的に厳しいですが、30代前半でしたら、大工デビューは間に合いますよ

いかがですか

(#^.^#)

Top