店長ぼやきます!記00043 12月30日「青大将」
2024年12月30日
ぼやき店長です!
さて、冒頭の「青大将」ですが、
このワードで、田中邦衛を想像した方は、
昭和好きか、テレビドラマの「北の国から」をご覧になっていた方でしょうね
ちなみに、ニックネームの青大将というのはプロデューサーが
蛇に似ているという事でつけたようです
皆様は青大将の顔を見たことはありますか?
そういえば、似ているような気もしますが、
都会では、なかなか青大将をお目にかかることはないでしょう
しかし、地方に行くと、お目にかかることは多々あります
昔は、家の守り神と言われました
何故かというと、家にいる、家の米を食い荒らす、ネズミを捕食するからです
家に蛇なんているのか?と思うかもしれませんが、その昔、住宅の屋根はカヤで作られていました
そうです、茅葺屋根というやつです
カヤを何層にも葺き重ね(50㎝くらい厚さがあります)雨から、家を守っていました
時代は進歩し、屋根は陶器となり、カヤを使う事はなくなりましたが
いまだに茅葺屋根を御見受けします
おそらく、天井裏には(天井がない家が多々あります)
家の守り神が守護神のように居座っているのでしょうね
私も、幼少時、就寝中、天井から青大将が降ってきて、体にあたり、起きたことを今でも鮮明に覚えております
今の方は、想像にもつかない事でしょうが、そんな時代でした
まだ、50年前に話ですよ、その後、屋根はとても進化しました、いい時代です
茅葺屋根の家に住むと、どんなにボロい現代住宅も、高級住宅に感じますよ
一度、お試しあれ
(#^.^#)
来年は青大将シンボルの蛇年です
皆様に良いお年が来るようにお祈り申し上げます
本年はこれにて、お休みさせていただきます
来年は、1月6日から再開させていただきます
一年間ありがとうございました
店長ぼやきます!記00041 12月28日「上がらない!」
2024年12月29日
ぼやき店長です!
さて、冒頭の「上がらない!」ですが、
皆様、普段1階にお住まいですか?
2階にお住まいですか?
それよりも3階ですか?
集合住宅でしたらエレベーターがあるのでさほど問題ではありませんが
階段を使う方にっとては重要な話です
ちなみに、階段一段、どれくらいの高さだと思いますか?
40年、50年前の家ですと、階段の高さが23㎝くらいです
今の住宅はだいたい、18㎝くらいです
という事は、5㎝ほど差があります
前述した23㎝の高さの階段は、イメージ的にはエベレストを上るような感じです
角度にして大体50~55度くらいです
今の住宅はイメージでいうと富士山を上るような感覚です
角度にして30度くらいです
間取りの関係で、居室を広くとるため、廊下、階段は縮小される傾向にありますが
一生の事を考えると、廊下、階段、特に階段はゆるく、作ってください
富士山でさえ、きついのに、毎日、エベレストを上り下りすることを考えてください
老後はきついですよ
さらに厄介なのは、居室及び水廻りは簡単にリフォーム出来ますが、
階段のリフォームは非常に難易度が高いです
1、2階すべてに影響してきます
お年をめして、あまり、二階を使わなくなるのはこの階段の上り下りが
原因の一旦かもしれませんね
若い時には、実感できなかった、バリアフリーのありがたさ、
足が上がらず、小指を蹴ったあの痛さ、
心当たりありませんか?
加齢は平等です
上がらない足を責めるより、どうか、新築時に、緩い階段を設置してくださいね
(#^.^#)
店長ぼやきます!記00042 12月29日「痛しかゆし」
2024年12月28日
店長です
さて、冒頭の「痛しかゆし」ですが、
皆さんに質問です
「明るいけど、暑い部屋」
「暗いんだけど、暑くない部屋」
どちらかをとるとすれば、どちらをとりますか?
これは、「天窓」の話です
暗いキッチンにお悩みだった、U様、
配置の関係上、水廻りが北側に来るのは致し方ありませんが、とにかく、明るくしたいとの事
現地調査に赴くと、キッチンの上は部屋がないので屋根になっています
そこで、いくつかプランを考えてたのですが、窓を作れば、壁が減り、収納が減ります
残った道は「天窓」でした
U様に「天窓」をご提案すると、気に入って下さり、設置することに
一般的に「天窓」は壁窓の3倍の明るさと言います
つまり、「天窓」一つで窓3つ分という事です
天窓にご満悦のU様、しばしお使いでしたが、6月が上旬お電話がありました
もしかして、雨漏りかと思いました(冷や汗)
キッチンが暑いとの事、お伺いし、お話を聞くと、心なしか、キッチンが暑くて、居心地が悪いとの事
U様に天窓のメリットデメリットはお伝えしたつもりでしたが
デメリットである、暑くなることの度合いが大分ずれていたようです
ほんのり、暑くなる程度だと思っていたようですが、思いのほか、高温を感じるようです
解決策は簡単です、天窓に遮光フィルターをかければ済むことです
ですが、同時に光を失います
当時、今のような高性能の断熱窓が開発されておらず、光も通すが熱も通すという窓しかありませんでした
二者択一を求めると、U様は熟慮の末、光をとりました
皆さんならどちらをとりますか?
(#^.^#)
店長ぼやきます!記00040 12月27日 「ビフォーアフター」
2024年12月27日
ぼやき店長です!
さて、冒頭の「ビフォーアフター」ですが
10年ほど前迄、某テレビ局でビフォーアフターという、住宅リフォーム番組が放映されていました
私も欠かさず見ておりました
とても面白い構成で、視聴者様には評判が良かったようです
ただ、私は同業者目線で見てしまい、斜に構えた見地から、拝見することが多かったです
劇的に変わる様は本当に、魔法のようで、ワクワクさせてくれました
当然、法律を遵守内なので、限度はあったと思いますが、ギリギリまで攻めているように御見受け致しました
皆様はもし、このテレビをご覧になった時、同じようにビフォーアフターさせたいと思いますか?
言葉は悪いですが、アラ還の方が、成人式迄タイムスリップするくらいの変化です
まあ、そこまでは・・・と、思う方もいらっしゃるかと思いますが、
大方は、成人式迄戻りたいと思うでしょうね
この番組は、最後にリフォーム費用をこっそりと伝えていました、皆さんご存じでしたか?
毎回、答え合わせのような感覚で最後に伝える改造費用を私なりに算定したものです
結果から言うと、私の答え合わせは、100点満点でいうと10点というところでしょうか?
落第決定です
ちなみに、どっちに外れたと思いますか?
私の見積もりは毎回毎回、安すぎました
というか、毎回、この費用は本当なのだろうか?
もし、本当なら、建て替えた方が早いんじゃないか?
と、毎回、脳裏をよぎりました
人間もある時、成人式にビフォーアフターしたいものですね
いくらかかっても
(#^.^#)
店長ぼやきます!記00039 12月26日 「入門します」
2024年12月26日
ぼやき店長です!
さて、冒頭の「入門します」ですが、
田舎育ちのO様、めでたく、注文住宅を建てられ、ご家族で幸せそうに暮らしています
注文といっても、99%は奥様の要望でかためられ、最初から最後まで設計担当者と奥様とで決め、旦那様は蚊帳の外でした
お子様が大きくなり、ちょうど、リフォームを迎える時期にさしかかり、
O様は奥様に宣言しました
今回のリフォームは「俺が決める!」と
そこで、弊社にご依頼があり、旦那様の生まれ育った、田舎育ちから始まり、
家に対する、要望も聞かせていただきました
旦那様はとにかく、小さいころに過ごした、実家の匂いが抜けず、
なにやら現代の生活文化になじめないご様子、とはいっても、ある程度のところで妥協して頂くため
やんわり、御忠告させていただきました
私が、最後まで懸念したのが、旦那様の畳に対する執念です
テーブルを嫌い、座卓でご飯が食べたいそうで、となると、フローリングではなく畳という選択になります
こたつでミカンを食べた事をとても懐かしんでおられました
旦那様の要望を図面におりこみ、お見せすると、
「じー」っと図面とにらめっこ
2~3分程たったころでしょうか?
何かご不満があるのかと構えていると、なんと、畳の間をさらに広げるよう、要望が飛んできました
最近では、一部、畳をひくかたもいらっしゃいますが、どちらかといえば、
畳の間をフローリングに変える方がほとんどです
O様は素人ですので、図面にすれば、私の言わんとすることがわかって頂けると思い、図面を引き直し、ご提示しました
すると、又、3分ほどの図面とのにらめっこ、ちょっと嫌な予感がしました
旦那様が口を開きます
案の定、「畳を広げてくれ」、すると横で図面をにらんでいた奥様が「やめて」と一言
ですが旦那様のご意向がまさり、リビングダイニング全面、畳をひくことに
今でも忘れません
リビングダイニング、20畳、前面に畳を敷き詰めた瞬間、
どこかで見た、柔道場のようでした
旦那様は、入門した気分ではなかったでしょうか
(#^.^#)