ぼやき店長です!
さて冒頭の「20日、ドブ、熊が!」ですが
何のこっちゃいと思うでしょうが、実はこれは住宅にとても大事な話です
この20日(はつか)、ドブ、熊というのは実はネズミの種類なんです
いわゆる家ネズミと言われる3種類なのですが、このネズミが住宅に被害をもたらします
「ドブネズミ」というのは、名前の通り、台所、厨房、地下室、下水などの比較的水回りを主な生食場所としています
「ハツカネズミ」は天井裏屋根、裏壁の間の空間と高層ビルの比較的高層階などに多く生息しますが、
さほど生息数は多くありません
問題なのは「クマネズミ」です
この「クマネズミ」は「ハツカネズミ」と同じく、天井裏、屋根裏等、住宅の狭いところに生息しています
問題なのはこの「クマネズミ」がとても賢いことです
かなり学習能力が高く、1度、罠を仕掛けるとそこを覚えてしまう、と言われております
又、かなり警戒心が強く、性格は臆病で、なかなか捕まらないと言われております
日本家屋にお住まいの T 様からネズミ駆除に関して相談がありました
お伺いし、話を聞くと何やら1回の天井裏、及び2階の天井から運動会の音が聞こえるそうです
T 様にとってはとても大きな音に聞こえ、タヌキぐらいの生き物がいるのではないかと心配されてました
とりあえず監視カメラを仕掛け何物がいるか確認することになりました
カメラを仕掛け、1週間後データを再生してみると、そこに移っていたのは体調15cm ほどの「クマネズミ」でした
ただ、15cm もあるとゴトゴトとかなりの大きな音を立てるようです
T 様は実は愛猫家で猫3匹ほど飼っていますが、猫は時たま天井の方を上を向くだけでまるで無関心の様子とのこと
昔と違い、今の猫は美味しいものを食べているので、ネズミを捕ることをしないんでしょうね
早速、クマネズミの侵入路を確定するため、家のあちらこちらをくまなく探すことになりました
エアコンの穴、換気扇、天井裏、屋根、雨戸とぐるりと周り、しらみつぶしに調べました
不思議なことに何周回っても侵入経路らしい穴が見当たりません
その日は確定できず出直すことになりました
1週間後、出直し、また家の周りをぐるりと穴調査です
今回もジロジロと見回り、あちらこちらを探しましたが、やはり見当たりません
探し疲れ、一休みし、ふと、見上げると、そこにキッチンの換気扇がありました
よく見るとキッチンの換気扇はプロペラファンタイプで羽が開いています
よく観察してみると羽は開いているのに廃気をしない模様
奥様に換気扇をつけてもらうよう依頼し、様子を見てみると同じ状況です
つまり、換気扇を使っていても使わなくても排気のスラットが空いたままなのです
そうなんです
ここからネズミが出入りしていたのです
油物料理が好きな T 様、聞けば毎日揚げ物してるそうです
油がこびりつき、スラットが固まっていたのが原因だったようです
キッチンを交換し、換気扇をプロペラタイプからシロッコタイプに変えたことで、この問題は解決できました。
しかし、ネズミというのはよく見てるもんですね
( ;∀;)