ぼやき店長です!
さて、冒頭の「デザイン重視」ですが、
デザインイコール、ようするに、見た目ということになります
確かに、八百屋さんでも味が一緒なら見た目がいいフルーツが、売れるのはいたし方ない事です
翻って、住宅も性能よりも見た目をとる事が多いようです
今風に言えば、「ルッキズム」と言うことでしょうか
住宅にもこの波が押し寄せています
都会に住んでいる方ですと、洗練されたデザインの住宅をよく、見ていると思います
地方に行くと、はっきり言って、なんとなく、古臭いデザインの家を御見受けします
壁のデザインとか、細かいところは別にして、
何が住宅のデザインの良し悪しを決めると思いますか?
先に答えを申しますが、一番デザインの良し悪しを決めるのは、まずは家の形です
車と一緒でトラックみたいに真四角ですと、ごつい感じですが、
スポーツカーのように流線形ですと見た目はいいですよね
でも、もし家の形が一緒だとして、どこが、どうかわれば、デザインがよくなると思いますか?
答えから申しますと、統一感のない、凹凸がないと建物はかっこよく見えます
では、凹凸とは具体的になんだと思いますか?
これは簡単に言えば、軒の長さ(建物から突き出た屋根の長さ)とか、窓の上の霧除け(庇)、
昔の家は、ざっくりいえば、軒の出が長く(五重塔のように建物に対して屋根が長く突き出たイメージ)、
そして窓の上に霧除け(小さい屋根)がつけられていました
これは、窓のある場所なのでデザイン関係なく、つけていたのです
この結果、デザイン的に見劣りする住宅になっていきました
どうですか?
現在の住宅は建物から屋根がどれくらい出ていると思いますか?
ほとんど出ていない家が等しいと思います
また、窓の上に霧除けがありません
その結果、デザイン的にとても見栄えがするようになりました
ですが、実はデメリットもあるのです
雨が壁に当たり放題です
実はこれが、建物を傷める大きな原因の一つなのです
どうですか?
花より実をとりますか?
それより、実より花をとりますか?
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