ぼやき店長です
さて冒頭の「隣の方に一杯」ですが、
映画で有名なシーンです
バーのカウンターでダンディーな紳士が
隅にひっそり座る淑女に、カクテルをバーテンダーに注文します
するとバーテンダーが
やおら淑女に「あちらの方から」とカクテルを差し出します
「斜に構えた紳士に淑女が視線を送る・・・」ありがちな光景です、憧れます
映画が好きなS様、自宅のキッチンを「対面カウンター式」にリフォームを決意しました
平面プランの要請があり図面を起こします
ヒアリング時の熱量に押され、言えず仕舞いでしたが
対面カウンター付きキッチンは、最低8畳、欲を言えば、10畳は欲しい(必要)です。
S様宅キッチンは6畳です
図面にすると難しい事が分かって頂け、現在の壁付けキッチンレイアウトを踏襲して頂きました。
もしバーテンダー越しに、カクテルをご馳走するのなら
最低、その方と4、5Mは離れていないと間抜けです
非日常でないと許される空間ではありません
住宅では動線が長すぎ、没です
住居は動線重視、花より実を採りましょう
動線が1M長いと、往復で2M、
1年365日で730M、
人生80年として58400M、
ということは一生で「58.4KM」余分に歩くことになります
皆様、どうですか?
たったでしょうか?
そんなにでしょうか?
(#^.^#)